食事で摂取したビタミンCが 白内障の予防に効果があることが 厚生労働省研究斑の調査結果でわかりました。
調査は 日ごろの食事での摂取の結果で 最近話題のサプリメントでのデータはありません。
男性16000人、女性19000人による 追跡調査の結果で一日あたりのビタミンC摂取量で 5つのグループに分けると
最多摂取グループ 男性で約210mg、女性で260mgは
最小摂取グループ 男性で約50mg、女性で80mgに比較して
白内障にかかる率が 男性で 35% 女性41% 低く
手術に至る危険性は男性で30% 女性で36% 下がるそうです。
ビタミンCの多い食物
日本人のビタミンCの平均摂取量は約110mgといわれています。
100gあたりに多く含まれる食べ物は
野菜では (生:調理しない状態で)
パセリ 200mg
赤ピーマン 170mg
ブロッコリー 160mg
ピーマン 80mg
ホウレン草 65mg
ニガウリ 120mg
果物では柑橘類がやはり多く
レモン 90mg
イチゴ 80mg
キウイフルーツ 80mg
柿 70mg
グレープフルーツ はっさく40mg
などです。
以上はすべて 100gあたりの量なので
実際に 平均量の110mgを摂取するにはそれぞれの大きさにもよりますが・・・・
おおよそ イチゴ 80g 4~5個
赤ピーマン 60g 1個
グレープフルーツ 200g 1個
などです。
ちなみに レモン○個分のビタミンCという場合の レモン1個のビタミンCの量は20mgだそうです。
老化とビタミンC
マウスの実験で ビタミンCが不足すると老化が早まるデータが
発表されています。
これまでにいわれているビタミンCの効果、働きは
- メラニンの生成を抑え皮膚の色素沈着を防ぐ
- 鉄の吸収を助け、貧血を防ぐ
- コラーゲンの生成に関与(皮膚のはりを保つ)
- 活性酸素の働きを抑える抗酸化作用
- 免疫力を高める
- 副腎皮質ホルモンの合成を助ける
などです。
たばこ1本を吸うと 約25mgのビタミンCが破壊されるので要注意です。