眼部ミオキニア、眼瞼ケイレンなど


まぶたがけいれんする疾患の説明です。
片側だけの起こる場合と両眼の場合に分けて説明します。

両眼の場合

眼瞼ケイレン

通常は両眼に発症しますが軽く左右差があることがあります。

初期症状としてはまぶたの不快感、刺激感、羞明(しゅうめい):まぶしいこと、まばたきが多いことなどがあります。口の周囲の不隋意運動を伴う場合はMeige(メージュ)症候群といわれます。

眼瞼ケイレンの治療

開眼失行

下記の開眼失行が両眼に起こった場合です。

片側だけの場合

眼部ミオキニア

外来を受診される多くの方がこのタイプです。

健康な方でも疲労時によく経験し普通は片側のみで目の周囲の上の筋肉の外側の一部のみが動くものです。
もう少し広い範囲が動く顔面の筋肉のミオキニアは脳幹部の腫瘍や多発性硬化症と病気でみられますので注意が必要です。

片側顔面けいれん

顔面の筋肉の不随意な興奮です。通常は顔面神経出口部の動脈との接触で重症例では微小血管減圧法:Janetta(ジャネッタ)の手術という手術を主に脳外科で行います。下記眼瞼ケイレン同様最近ではボトックス注射が行われています。

チック

正常な筋肉に起こる間欠的な早い不随意運動で一時的に抑制でき、発症年齢は若いのが特徴です。

開眼失行(かいがんしっこう)

まぶたを持ち上げる筋肉である上眼瞼挙筋が動かないために目が開けられない状態です。他の筋肉を使って上げようとするためまぶたがけいれんするように見えますが、専門の医師がよく見れば鑑別可能です。

#

PAGE TOP