物がゆがんで見えるのを「変視症:へんししょう」といいます。
網膜(眼の構造の図③) の中でも特に黄斑部(眼の構造の図⑦) の病気、あるいは網膜の周辺から黄斑部まで病変が及んだ時におこります。
この分野は「OCT」により診断、治療などが飛躍的に進歩しました。
特発性黄斑円孔
とくはつせいおうはんえんこう
やはり物を見ようとする時に中心になる部分である網膜の中の黄斑部(眼の構造の図⑦)というところに裂隙が入る病気です。
加齢に伴う硝子体の変化で生じると考えられています。
ゆがみ、あるいは中心のかすみなどが症状です。
自然治癒は期待できません。以前は治療方法がなく放置されましたが現在では積極的に硝子体手術を勧める施設がほとんどです。
治療成績もかなり向上しています。