春季カタルは小学生の男児などに多く見られる重症なアレルギー性結膜炎です。
症状は強い眼のかゆみや目やにがたくさん出ることです。
またかゆみとともに痛みやまぶしさを伴うことがあります。
まぶたの裏側に、ちょうど石垣のように見える隆起ができたり、(眼瞼型春季カタル)
角膜と結膜の周囲がはれてきたりします。(眼球型春季カタル)
角膜にも、傷や潰瘍ができることがありこれに伴い痛みがでてきます。
角膜病変が出現すると視力低下も伴います。
眼瞼型春季カタル
眼球型春季カタル
春季カタルの治療
軽症から重症まで進行度に合わせ 抗アレルギー剤、ステロイド剤など
いくつかの薬を組み合わせたり 外科的治療を併用したりして治療します。
以前に比べ 重症例には 免疫抑制剤の点眼が使用できるようになり
治療においては格段に進歩しています。