1 飛蚊症(ひぶんしょう)
☆『目の中、目の前に黒いものが見え、
目をつぶっても、はらってもとれず、目を動かすとついてくる』
・・・の訴えで、眼科を受診される方が多くいらっしゃいます。
このような状態を 『 飛蚊症 』 と呼びます。
多くは生理的な飛蚊症というもので心配はいりません。
眼の中の硝子体(眼の構造の図の )というところに年齢的な変化でにごりがでてきて起こります。
硝子体(図の )は 図や模型では空洞のように見えますが実は中には透明に近い
ゼリー状の物質がはいっています。この透明な中に濁りがでてくるのです。
しかし生理的でない飛蚊症は要注意です。
眼底出血、硝子体出血などの出血をきたす眼底の病気、ぶどう膜炎などの炎症性の病気、
網膜はく離など緊急を要する疾患である場合もあり 念のため精密な眼底検査を眼科で
受けることをお勧めします。