今までの白内障手術で挿入された眼内レンズは単焦点のレンズでした。
つまり、手術後は調節力がなくなりますので、遠くか中間か近くかの
どこかにしかピントが合いません。
したがってほとんどの方が手術後に めがねが必要になります。
2007年より厚生労働省から多焦点眼内レンズが認可されました。
当院でも多焦点眼内レンズの挿入を行っています。
現時点までに多焦点眼内レンズの適応があまりない方が
(あまり勧められない方) 存在することが知られています。
・乱視(角膜乱視)が強い方
・手術後の度数が予想しにくい方、
・夜間の車の運転が多い方などです。
多焦点レンズでは夜間は車のライトや電灯などが見にくくなることがあります。